IBDの診断直後の方から自分にあった食事をある程度把握されている方まで、コンビニエンスストア(コンビニ)を活用される患者さんも多いと思います。
今回は潰瘍性大腸炎患者さんでグッテスタッフでもあるリノさんと米国登録栄養士の宮﨑が登場したグッテラジオ「IBDとコンビニ食を語ろう」の一部をご紹介します☆
※グッテラジオとはtwitterのスペースを活用して海外エビデンスやガイドライン、最新の研究もふまえて、多くのIBD患者さんが感じている疑問についてグッテ代表で米国登録栄養士の宮﨑とIBD患者さんが語るプログラムです。(不定期配信)
『Twitterスペースについて』― Twitter公式
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コンビニ食
コンビニはさまざまな場所にあり、多くのIBD患者さんが利用されていることから、SNS上でも「こんな商品見つけましたよ!」「おススメ商品教えてください!」などの話題をよく見かけます。
ー 宮﨑「リノさん、コンビニでよく買うものは何ですか?」
おにぎりですね。
具材については脂質も気になりますが刺激物も少ない方が安心です。よく購入するのは鮭やおかかです。一番安心なのは塩おにぎりですが(笑)
おにぎりは、種類も多く、具材も小さいので、食事の選択肢として魅力を感じられる患者さんも多いと思います。鮭やおかか以外にも、自分の体調や好みも踏まえて、梅や昆布などさまざまな具材を選択できると思います。また、お肉系の具材もおにぎりに含まれている程度の量だと試しやすいと思います。コンビニのおにぎりはご飯・具材と海苔が別れているので、調子が悪い時は海苔を食べないことも可能なので便利という声もありました。
カップの味噌汁などのスープも忙しい時や、追加で一品食べたい時、出先などでは便利という話がありました。暖かい味噌汁は体を温めてくれますし、おにぎりとセットで立派なランチにもなります♪職場でカップスープなどをストックしておくのも便利ですね。
ー 宮﨑「他にはどのようなものを購入しますか?」
サラダチキンですかね。低脂質で高たんぱく、そして美味しいです!
IBD患者さんの間で絶大な人気を誇るサラダチキン☆
脂質を抑えながら手軽にたんぱく質を摂取できるところが魅力ですね。様々な味があることに加え、最近ではスティック状のサラダチキンもあるそうです!食べ応えもあり、ソーセージのような感覚で美味しく食べられるという声も聞きました。
コンビニ置かれている商品も日々進化していますね!また、サラダチキンは普段のお料理に活用すると時短メニューになりますね。
Pentaレシピ「鶏むね肉とパプリカのオーブン焼き」
サラダチキンを活用したレシピです☆ストックしておくと食卓にもう一品欲しい時に便利ですね。
親子丼などのお弁当も現在は具材とご飯が別々に別れているものもあり、お店で食べるような出来立ての食感を楽しめるように工夫されています。
一方で、お弁当の中に食べることができない具材が含まれている場合、残すことになるので購入しにくいという声もありました。
コンビニは食品の種類も増えましたし、最近では健康を意識した食品も増えましたね!
社会が健康志向になっていますよね。糖質や脂質、塩分を抑えたものや無添加の食品など、IBDに関わらずさまざまな病気を抱える患者さんが自分に合った食事を探しやすい時代になってきたと言えるかもしれません。
便利なコンビニ食、素敵な商品と出会った際は、また皆さんに情報をシェアできればと思います♪
まったりとIBD患者さんのコンビニ食事情を知ることができた30分間でした(^^)
リノさんと宮﨑とのトーク「IBDとコンビニ食を語ろう」は4月22日までtwitterスペースにて保存されています。
https://twitter.com/i/spaces/1eaKbrmYDloKX?s=20
*視聴にはツイッターのダウンロードが必要です
自分に合った食材やその量が掴めてくると、コンビニ食を利用しやすくなりますね。食べ過ぎた場合は次の食事で食べる量を調整することもできますね (^^)
グッテラジオでは今後も定期的に皆さんが興味を持つトピックや質問・疑問についてゆるりと話していきたいと思っています。「この内容を話して欲しい」「この質問に答えてほしい」などありましたらこちらまで気軽にご連絡ください(^^)
お問い合わせフォーム:Contact | 株式会社GoodTe | グッテ
監修者
宮﨑 拓郎
米国登録栄養士|公衆衛士学修士
Academy of Nutrition and Dietetics (米国栄養士会)所属 Registered Dietitian (登録栄養士)。ミシガン大学日本研究センター連携研究員。アメリカミシガン大学公衆衛生学修士(栄養科学)修了。大学病院等での勤務を経て米国登録栄養士取得。同大学病院消化器内科で臨床試験コーディネーターとして低FODMAP食の研究等に従事。帰国後コロンビア大学監修クリニックなどで保険適応外栄養プログラム立ち上げ、食事指導などに従事。講談社より「潰瘍性大腸炎・クローン病の今すぐ使える安心レシピ 科学的根拠にもとづく、症状に応じた食事と栄養」などを共著にて出版。ニュートリションケアなど管理栄養士向けの執筆多数。