IBS(過敏性腸症候群)患者さん向けレシピ開始します!

監修者:宮﨑 拓郎(米国登録栄養士)
執筆者:井本 かおり(管理栄養士)

この度グッテレシピではIBD患者さんレシピに加え、過敏性腸症候群(IBS)患者さんレシピも開始することになりました。体調から探すに「IBS(過敏性腸症候群)・お腹が弱い」が加わりました。

またIBS患者さんの関心の高い低FODMAP食に関するレシピも簡単に探せるようになりました。

低FODMAP食は、FODMAPと呼ばれる消化器症状に影響を与えやすい発酵性の糖鎖の短い炭水化物を避ける食事療法です。

グッテレシピでは低FODMAP食を誰でも簡単に探して作れるように、「低FODMAP食」、「一工夫で低FODMAP」が追加されました。

管理栄養士
かおりさん

管理栄養士のかおりです。過敏性腸症候群(IBS)の息子と一緒に低FODMAP食を実践中です。

お腹の調子が悪い方から、初めて低FODMAP食という言葉を聞いた方、ご自身の消化器症状を引き起こす食品をすでに見つけていらっしゃる方まで、IBSの皆さまにとってわかりやすく使いやすいレシピサイトを目指していきます。


IBS患者さんのレシピの探し方

IBS症状から探す

体調から探すに「IBS患者さん・お腹が弱い方の体調から探す」ができました。

管理栄養士
かおりさん

IBS患者さん考案のレシピは順次掲載予定です。お楽しみにお待ちください(^^)

こちらのアイコンは食材検索などで一覧で表示される際にも便利です。ご自身の症状に合わせてお探しください。

低FODMAP食から探す

低FODMAP食から探すでは「低FODMAP」レシピの他、少し工夫をすると低FODMAPになる「一工夫で低FODMAP」レシピもご紹介しています。

管理栄養士
かおりさん

低FODMAP食の食品を覚える事が難しい場合は、低FODMAP食のレシピをそのまま参考にすると簡単ですね♪
また、一工夫で低FODMAPレシピでは簡単なアレンジ方法をご紹介しています♪

管理栄養士
かおりさん

低FODMAPアレンジでは、このように簡単に低FODMAP食にする方法をご紹介しています。お試しください♪

低FODMAP食品一覧

低FODMAP食品一覧はMonash University FODMAP dietアプリ一食あたりのFODMAP含有量をもとに作成しました。

上の食品一覧リストより普段食べている食品が高FODMAPと分かった場合は、高FODMAPの食品を低FODMAPの食品に置き換えます。

また低FODMAP食事療法中の間食に何を選べばよいか分からない方も多いのではないでしょうか?

メーカーや味にもよりますが、ポテトチップス、ビターチョコ、おせんべい、ラムネ、卵ボーロ、ナッツ類(ピーナッツやくるみ、マカダミアナッツ)、果物(キウイ、オレンジ、パイナップルなど)はいかがですか?

食材を選ぶ際には食品の原材料をチェックし、低FODMAP食品かを確認することが大切です。

グッテ管理栄養士から患者さんへメッセージ

完璧にこだわらず、自分が出来る範囲で始めてください。

低FODMAP食では、はじめから完璧にFODMAPが含まれている食品を取り除くことが難しいこともあります。出来なかったことに落ち込むのではなく、出来たことに注目しましょう。そうすることで、神経質になり過ぎずに、低FODMAP食を続けることができると思います。

管理栄養士
かおりさん

低FODMAP食が、症状緩和につながるかどうかを判定するためには少なくとも2~3週間程度続ける必要があります。
低FODMAPレシピや以下の低FODMAP食の解説記事などを参考に低FODMAP食を食生活に取り入れてみましょう。 

低FODMAP食と気をつけるポイント-過敏性腸症候群(IBS)や潰瘍性大腸炎・クローン病(IBD)に対する食事療法 | グッテコラム

監修者:今井 仁(東海大学健康管理学|消化器内科 講師)執筆者:宮﨑 拓郎(米国登録栄養士) この記事で抑えたいポイント・IBSやIBD患者さんの中にはFODMAPで消化器症…

低FODMAPレシピ紹介

春さんレシピ「なんきんとにんじんのリボンサラダ

ピーラーだけで調理でき、食卓が華やかになる一品。とってもきれいですね。

はゆこさんレシピ「包丁不要のふわふわ卵丼

だしの種類によっても高FODMAPのものと低FODMAPのものがあるんですね。

サラさんレシピ「えごま油の和風ドレッシングサラダ

手作りドレッシングにはオメガ3のオイルが使われています。

監修者

宮﨑 拓郎
米国登録栄養士|公衆衛士学修士

Academy of Nutrition and Dietetics (米国栄養士会)所属 Registered Dietitian (登録栄養士)。ミシガン大学日本研究センター連携研究員。アメリカミシガン大学公衆衛生学修士(栄養科学)修了。大学病院等での勤務を経て米国登録栄養士取得。同大学病院消化器内科で臨床試験コーディネーターとして低FODMAP食の研究等に従事。帰国後コロンビア大学監修クリニックなどで保険適応外栄養プログラム立ち上げ、食事指導などに従事。講談社より「潰瘍性大腸炎・クローン病の今すぐ使える安心レシピ 科学的根拠にもとづく、症状に応じた食事と栄養」などを共著にて出版。ニュートリションケアなど管理栄養士向けの執筆多数。

執筆者

井本かおり
管理栄養士|日本栄養士会食
物アレルギー分野管理栄養士

管理栄養士として、病院、行政(学校給食)、こども園で主に献立作成、栄養指導、食育などに従事。家では過敏性腸症候群(IBS)の息子と一緒に低FODMAP食事療法を実践中。忙しい時にでも簡単においしく出来るレシピが得意です。