執筆者:井本 かおり(管理栄養士)
前回は高FODMAP食を低FODMAP食にアレンジするために必要な知識を中心にお伝えしましたがご覧いただけましたか?
もし、前回のコラムをまだご覧になってない方は是非こちらもご覧ください。
低FODMAP食の食品への置き換え方法
高FODMAPの食品がレシピに掲載されていた場合、下のリストを参考に低FODMAP食の食品に置き換えます。
*Monash大学低FODMAP食アプリを元にグッテ管理栄養士が監修
【 具体的な一例 】
高FODMAP食 | 低FODMAP食 | |
カリフラワー | → | ブロッコリー |
グリーンピース | → | 枝豆 |
パプリカ | → | ピーマン |
高FODMAP食の食品を避ける(取り除く)だけの方法の場合、栄養のバランスが崩れやすくなります。同じ食品群の中から低FODMAP食の食品と交換することで、栄養バランスをできるだけ崩さずに低FODMAP食にアレンジが可能となります。
その時に、
- 味や食感がよく似たもので交換する
- 白菜やレタスなど味や風味に癖のない食品と交換する
- 食品ごとに置き換える食品を決める
といったポイントを押さえると、高FODMAP食 → 低FODMAP食の食品に交換がしやすくなります。
私の場合は食品ごとに置き換える食品を決めています。
玉ねぎやニンニクの風味を補う方法
玉ねぎやネギ類、ニンニクのコクや風味はガーリックオイルや香辛料、ショウガ、ハーブ(パセリ、バジル、タイムなど)を使うことで補うことも可能です。
風味を補う方法については過去のコラムをご覧ください。
こちらのコラムにはガーリックオイルの作り方も掲載しています。ぜひ参考にしてくださいね。
グッテレシピを使った低FODMAP食アレンジ活用方法
「グッテレシピ」には低FODMAP食でないレシピも掲載されていますが、低FODMAP食のレシピ以外でアレンジが可能なレシピについては、『 一工夫で低FODMAP食 』をクリックすると、レシピ内にグッテ管理栄養士による低FODMAP食へのアレンジ方法が掲載されています。ぜひご活用ください。
たくさんのレシピに低FODMAP食へのアレンジ方法が書かれていて参考になります🎵
レシピ内のアレンジを読んでいただくと、低FODMAP食へのアレンジ方法のパターンが身につくかと思います。ぜひじっくりご覧いただきご活用くださいね。
グッテレシピからお勧めレシピ
グッテレシピに掲載中のレシピから低FODMAP食へのアレンジ方法がとても参考になるものをご紹介します。
おわりに
低FODMAP食へのアレンジ方法を今回は2回に分けてお伝えをしました。
一般的なレシピからアレンジができると、「食べられない」というストレスの緩和につながると感じています。
低FODMAP食へのアレンジの参考に、グッテレシピの 低FODMAP食レシピ、一工夫で低FODMAP食レシピも活用していただければと思います。
グッテコラムでは『こんなことを特集してほしい!』というテーマを募集しています。
何かご希望のある方はご連絡いただけると嬉しいです。
“ ご連絡はこちらから ”
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低FODMAP食レシピの検索方法
グッテレシピから低FODMAP食のレシピを簡単にたくさん見つける方法をご紹介します。
①ホームページから「低FODMAP食」をクリックすると、
②たくさんの低FODMAP食レシピが表示されます。
栄養価をクリックしていただくと、必要な栄養価に合わせたレシピの検索も可能です♪
ぜひ、お気に入りのレシピを見つけてくださいね。
監修者
宮﨑 拓郎
米国登録栄養士|公衆衛士学修士
Academy of Nutrition and Dietetics (米国栄養士会)所属 Registered Dietitian (登録栄養士)。ミシガン大学日本研究センター連携研究員。アメリカミシガン大学公衆衛生学修士(栄養科学)修了。大学病院等での勤務を経て米国登録栄養士取得。同大学病院消化器内科で臨床試験コーディネーターとして低FODMAP食の研究等に従事。帰国後コロンビア大学監修クリニックなどで保険適応外栄養プログラム立ち上げ、食事指導などに従事。講談社より「潰瘍性大腸炎・クローン病の今すぐ使える安心レシピ 科学的根拠にもとづく、症状に応じた食事と栄養」などを共著にて出版。ニュートリションケアなど管理栄養士向けの執筆多数。
執筆者
井本かおり
管理栄養士|日本栄養士会食
物アレルギー分野管理栄養士
管理栄養士として、病院、行政(学校給食)、こども園で主に献立作成、栄養指導、食育などに従事。家では過敏性腸症候群(IBS)の息子と一緒に低FODMAP食事療法を実践中。忙しい時にでも簡単においしく出来るレシピが得意です。