グッテレシピ

2024年10月18日

グッテレシピ閲覧ランキング 特別な日編☆~潰瘍性大腸炎・クローン病(IBD)/過敏性腸症候群(IBS)患者のヨーグルトの使い方~

監修者:井本 かおり(管理栄養士・日本栄養士会食物アレルギー分野管理栄養士)
執筆者:みぃ(看護師・保健師・患者当事者)
みぃ

はじめまして。今回から、患者当事者であり、看護師のみぃが加わりました~。よろしくお願いします!
患者歴約30年のズボラ主婦です(・∀・) 一緒にお腹に優しいレシピやコツを学んで、食べたり作ったりする喜びを味わっていきましょう!私からもIBDの先輩としての知恵も少しずつお伝えできればと思います!


管理栄養士
かおりさん

みぃさん、はじめまして。グッテに頼もしい方が増えてうれしいです♫

今回で7回目となったグッテレシピ閲覧ランキングは、特別な日編です。
誕生日や記念日には外食して美味しいものをお腹いっぱい食べたり、ケーキでお祝いしたりしたいですよね。ただやっぱり少し心配‥という方が多いと思います。

みなさんが参考にしたい特別な日のレシピを早速見ていきましょう!

※集計期間:2022年11月26日~2023年11月26日
※「特別な日」はグッテレシピ内にあるジャンルの項目の一つです。グッテ管理栄養士が提供者さんのコメントなどから該当するかを判断しています。


特別な日ランキングベスト10

レシピ名提供者名疾患名
1揚げないチキンナゲットなちさんクローン病
2バター不使用 豆腐ガトーショコラマイメロママさん潰瘍性大腸炎
3じゃがいものガレットマイメロママさん潰瘍性大腸炎
4オイコスのケーキけんけんぱさん潰瘍性大腸炎
5低脂質卵サンド吉野こまちさんクローン病
6フライパン一つで完成!チキンチャップPentaさん潰瘍性大腸炎
7ヨーグルトケーキマイメロママさん潰瘍性大腸炎
8すね肉でビーフシチューなちさんクローン病
9いちごのヨーグルトケーキなちさんクローン病
10イチゴと黄桃のチーズテリーヌなちさんクローン病

今回のランキングは潰瘍性大腸炎・クローン病(IBD)の方のレシピが並んでいますね。

特別な日ということで、ケーキやお肉を使ったレシピがたくさんランクインしています。揚げないチキンナゲットとバター不使用豆腐ガトーショコラは全体ランキングでも1位、2位の大人気のメニューです。ケーキレシピの中でもヨーグルトを使ったものが4つもランクインしています。

みぃ

オイコスはたんぱく質も強化できるから良いですね!ただヨーグルトを食べることに不安を抱く患者さんは多いと思うのですが、注意点などはありますか?

管理栄養士
かおりさん

IBD患者さんにとって、ヨーグルトは食べてはいけない食品ということはありません。ですが牛乳に含まれる乳糖と呼ばれる成分を十分に消化・吸収できない場合(乳糖不耐性)、消化器症状が出てしまうことがあります。そのような場合、ヨーグルトを食べる量を調整するか控えた方が良い場合もあります。

潰瘍性大腸炎・クローン病(IBD)患者のヨーグルトの考え方(選び方や留意点)

IBD患者さんに限らず、乳製品に含まれる乳糖を十分に消化できない(乳糖不耐症)場合には、乳製品を摂取すると腹痛や下痢に繋がることがあります。もし消化器症状が出るか不安は場合は一品ずつ少量から消化器症状の有無を確認しながら食事に取り入れていきましょう。

ヨーグルトを摂取する際は、低脂質のものを選ぶようにします。

詳しくはこちらに

過敏性腸症候群(IBS)患者とヨーグルト

乳製品に含まれる乳糖を十分に消化できない(乳糖不耐症)場合には、乳製品を摂取すると腹痛や下痢などIBSの症状とよく似た症状が出ます。

また、低FODMAP(フォドマップ)食では乳糖の制限をします。低FODMAP食をされている方や乳糖で症状が出ないか不安な方は、少量から消化器症状の有無を確認しながら食事に取り入れていきましょう。

管理栄養士
かおりさん

乳酸菌やプロバイオティクスについて詳しく知りたい方は、過去のコラムをご覧ください。

過敏性腸症候群(IBS)/潰瘍性大腸炎・クローン病(IBD)とプロバイオティクス

監修者:今井 仁(東海大学健康管理学|消化器内科 講師)執筆者:宮﨑 拓郎(米国登録栄養士) はじめに 今回はプロバイオティクスについて紹介します。プロバイオティク…

特別な日におすすめのレシピ

ランキングに入ってはいないお腹にやさしいケーキをたくさん紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。

クリスマスに食べたいスイーツ・ケーキ特集〜おすすめレシピのご紹介〜

監修者:宮﨑 拓郎(米国登録栄養士)執筆者:福多 小夏(管理栄養士) 種類別スイーツ・ケーキレシピのご紹介~グッテレシピから~ ★ グルテンフリーを心がけている方向…

まとめ

特別な日でも安心して食べることができるレシピがたくさんあります。ヨーグルトはみなさんの体質や体調に合わせて使うようにしてみてください。心配な方は主治医に相談し、安心して楽しく作ったり食べたりしましょう。そして食べ過ぎには注意しましょう。

グッテレシピからお知らせ

グッテレシピでは引き続きご提供していただけるレシピを募集しています。いつもご家庭で作っているレシピ、イベント時のレシピなどぜひご提供ください。細かな量が分からない、作り方を書くことが難しい場合はグッテ管理栄養士でフォローする事も可能です。
下記のフォームもしくは、SNSのDMにてご連絡ください。ご提供お待ちしています。

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監修者

井本かおり
管理栄養士|日本栄養士会食
物アレルギー分野管理栄養士

管理栄養士として、病院、行政(学校給食)、こども園で主に献立作成、栄養指導、食育などに従事。家では過敏性腸症候群(IBS)の息子と一緒に低FODMAP食事療法を実践中。忙しい時にでも簡単においしく出来るレシピが得意です。

執筆者

みぃ
看護師・保健師・患者当事者・難病ピアサポーター

看護師、保健師、難病ピアサポーター。中学生のときに潰瘍性大腸炎になり、患者歴は30年近くになる。難病ピアサポーターとして難病患者の相談や交流会、難病啓発活動などにも取り組んでいる。簡単、時短を心がけるズボラ主婦で1児の母。病気とともに一人暮らしや仕事と家事、子育てをしてきた経験から、みなさんの日々の生活が明るく楽しくなるような情報を伝えていきたいと思います。

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