『今年のレシピはこれに決まり☆お腹に優しいバレンタインレシピ特集』
執筆者:井本 かおり/福多 小夏(管理栄養士)
もうすぐバレンタインですね!お店にも様々な種類のチョコレートが並びとっても美味しそう。。しかし、何といってもチョコレートは脂質が高いのでちょっとNGだなと感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。さらに、プレゼントとなるとより悩んでしまいますね。実は潰瘍性大腸炎のリノさんも同じことを悩んでいました。。
カイ君(潰瘍性大腸炎)にバレンタインを渡したいのですが、チョコレートは脂質が気になるし、かと言って現在お腹の調子良いと言ってる人にチョコレート以外のものを渡すのも気を遣いすぎなのかなと、とても迷っています。
チョコレートの脂質が気になる方や甘いものが苦手な方へは、チョコレートに限らず和菓子や焼き菓子、実用的なアイテムをプレゼントするのも良いですね!
でも、リノさん!せっかくなので今日はかおりさんと一緒に手作りで渡したい方におすすめの脂質を控えたチョコレート風味レシピをご紹介しちゃいます♪
皆さんどのような工夫をされているのか一緒に見ていきましょう(^^)また、前回に引き続き管理栄養士のレシピもご紹介しますね。
わぁ!楽しみです☆カイ君喜んでくれるといいな(^^)
ということで、今回はお腹に優しいバレンタインレシピをお届けします。体調に気を付けながらも今年のバレンタインを楽しみましょう♪
がーすけさんレシピ「濃厚ココア蒸しケーキ」
脂質量1.4g/人!チョコシロップを使用し低脂質でもココアの味がしっかりついています(^^)
低脂質なのにとっても美味しそう(^^)
脂質が多いチョコレートの代わりにチョコシロップにすることでしっかりチョコの風味が出る、とても素敵なアイディアですね!
マイメロママさんレシピ「バター不使用 豆腐ガトーショコラ」
脂質7.1g/人!ノンオイルで低脂質な息子さんへの愛が詰まったしっとりケーキです。
チョコの満足感がたっぷり味わえますね!
絹ごし豆腐を使うことでしっとり感が増していると思います。チョコレートだけでなく、生地に純ココアを加えることでより濃厚なチョコレート味を楽しめるのがいいですね!
管理栄養士なっちゃんレシピ「白玉でバレンタイン」
【材料】 調理時間:20分
<プレーン(12個分)>
白玉粉 60g
水 大さじ3と1/2
<ココア(12個分)>
白玉粉 60g
ココアパウダー 小さじ1(3g)
アーモンドミルク 大さじ3と1/2~大さじ4
チョコシロップ 適量(大さじ1くらい)
【1個分の栄養価】
【プレーン味】
【ココア味】
子どもたちはチョコ餅が好きでよく作って食べています。おもちとチョコが合うなら白玉粉でも合うのでは?と思って作ってみました。白玉を丸める行程は子どもと一緒に作ると楽しいです。白玉そのものに味がないので、チョコシロップをかけて甘みを足してみました。体調が良くて、甘さが物足りない方はチョコスプレーを振りかけてみてもいいかもしれません。アレンジ自在です。
【作り方】
- ボウルに白玉粉を入れ水を少しずつ加えながらひとまとまりになるまで混ぜ合わせていく。(耳たぶより少し固めの状態だともちもち感が強くなります)
- 鍋に水を沸騰させ、丸めた白玉を入れる。浮いてから1~2分茹でたものから冷水に取る
- ザルにあけて水気をきる
- <ココア>も同様に作る
- 水気を切った白玉だんごにチョコシロップをかけて完成
※チョコレートシロップはこちらを使用しています
白玉は時間が経つと固くなったり、チョコシロップが下に沈んでしまうため、プレゼントにするときは作ってすぐ食べれるシチュエーションがいいですね。
和と洋のコラボですね!プルプルでおいしそう~。もらったらテンション上がりそうです!白玉に豆腐を入れると固くなりにくいので、すぐ渡せない場合はそういったアレンジもできそうですね♪
なるほど!水の代わりに絹ごし豆腐でもいいですね!アレンジの幅が広がります☆
かおりさんレシピ「低脂質グルテンフリーココアクッキー」
【材料】 調理時間:40分(内、焼き時間10分)
米粉 50g
ココアパウダー 大さじ1と2/3(10g)
砂糖 大さじ3(27g)
ベーキングパウダー 小さじ1/2(2g)
油 14g(大さじ1)
水 30㎖(大さじ2)※固さをみながら調整する
※米粉 富澤商店の製菓用米粉を使用
油 こめ油を使用
【1人分の栄養価】
脂質を出来るだけ少なく減らした、グルテンフリー、乳製品不使用のクッキーを作りました。
水の調整によっては型抜きしずらい固さになりますが、その場合は米粉を少し増やして調整してください。
【作り方】
下準備:オーブンを180℃に予熱する。天板にオーブンシートを敷く。
- ボウルに米粉、砂糖、ココアパウダー、ベーキングパウダーを入れ、泡立て器等で混ぜ合わせる。
- 油を入れ、粉と油をまんべんなく合わさるように混ぜ合わせる。
- 固まりになる程度に様子を見ながら水を入れる。※米粉によって吸水率が異なります。水の量は硬さをみて、少しずつ調節してください。
- 7㎜の厚さに伸ばし、お好きなクッキー型で抜き、天板に並べる。
- 180℃に温めたオーブンで10分焼く。※オーブンによって焼き時間を調整してください。
- 焼きあがったら粗熱をとって出来上がり。
ハートの形がとってもかわいくて、子どもも喜びそうなスイーツですね!最後にパウダーシュガーをまぶしても美味しそう(о^^о)
パウダーシュガーも良いですね!また、アイシングをするとよりかわいく仕上がると思います♪
今回はどなたでも食べられるように水を使いましたが、牛乳や豆乳に代えて作るとより美味しく出来上がります。
なっちゃん、かおりさん、どのレシピもお腹に優しい工夫がされていて楽しくなっちゃうレシピばかりでした!私もチョコレート大好きなので自分用にも作っちゃおうかな(*´ω`)
また、グッテレシピにはチョコレート風味以外のデザートもたくさんあるので皆さんチェックしてみてください♪
監修者
宮﨑 拓郎
米国登録栄養士|公衆衛士学修士
Academy of Nutrition and Dietetics (米国栄養士会)所属 Registered Dietitian (登録栄養士)。ミシガン大学日本研究センター連携研究員。アメリカミシガン大学公衆衛生学修士(栄養科学)修了。大学病院等での勤務を経て米国登録栄養士取得。同大学病院消化器内科で臨床試験コーディネーターとして低FODMAP食の研究等に従事。帰国後コロンビア大学監修クリニックなどで保険適応外栄養プログラム立ち上げ、食事指導などに従事。講談社より「潰瘍性大腸炎・クローン病の今すぐ使える安心レシピ 科学的根拠にもとづく、症状に応じた食事と栄養」などを共著にて出版。ニュートリションケアなど管理栄養士向けの執筆多数。
執筆者
井本かおり
管理栄養士|日本栄養士会食
物アレルギー分野管理栄養士
管理栄養士として、病院、行政(学校給食)、こども園で主に献立作成、栄養指導、食育などに従事。家では過敏性腸症候群(IBS)の息子と一緒に低FODMAP食事療法を実践中。忙しい時にでも簡単においしく出来るレシピが得意です。
福多 小夏
管理栄養士
元病院管理栄養士。急性期病院に勤務し入院患者さんの栄養管理や主に生活習慣病患者さんへの栄養指導に従事し1人体制の栄養科で病院内を毎日駆け回る。子供の妊娠を経て夫の海外赴任のタイミングで病院を退職し子育てを経てグッテでの勤務を開始。親しみやすく、寄り添えるような管理栄養士になれるよう努めていきたいです。中学生と小学生の子どもを持ち、フレンチブルドッグをこよなく愛する2児の母です。