オリーブオイル、キャノーラ油など植物油選びのポイントを解説!

監修者:宮﨑 拓郎(米国登録栄養士)
執筆者:井本 かおり(管理栄養士)
華美さん
IBS混合型

こんにちは。華美です。
レシピで指示されている油が自宅にない場合に、どのような油を使ったら良いのか教えていただけますか?

管理栄養士
かおりさん

管理栄養士のかおりです。植物油は種類が多くどの油を使ったらよいか悩みますよね。

食生活において植物油は欠かせない存在ですが、種類が多くて選ぶのに悩むというご質問をいただきました。今回のコラムでは、2週間に分けて植物油の選び方についてお伝えします。今週は植物油の特徴についてお話しします。また、次週は植物油の栄養素についてもお伝えする予定です。

植物油の種類と特徴

まず、一般的な植物油の種類と特徴について紹介しましょう。

料理に使う場合は、油の特徴を生かして選びます。あまに油やえごま油以外の植物油は加熱に強く、炒め物や揚げ物など加熱をする時に使う油として適しています。そのため、レシピにこめ油と書かれている場合は、くせが少なくて加熱に強いもの(例えば:キャノーラ油)を代わりに選ぶこともできます。

オリーブオイルやごま油は独特の風味が強いため、ドレッシングなど生食で使われている場合は他の植物油で代替することが難しいですが、炒め油に使用される場合は他の加熱に強い植物油で代替することは多少風味は異なりますが可能です。

また、あまに油やえごま油は加熱をすると劣化がしやすいため、ドレッシングなど生食以外では使わないようにします。

華美さん
IBS混合型

風味や特性に合わせて植物油を選ぶと良いのですね♫

まとめ

植物油は種類によって風味や特性が異なります。料理に適した油を選ぶ際は、それぞれの特徴を考慮して選びましょう。油の選び方に迷った場合は、クセが少なく淡泊な風味の植物油を選んでおくと、料理の味への影響が最小限に抑えられます。

管理栄養士
かおりさん

次回のコラムでは「栄養面に考慮した植物油の選び方」についてご紹介します。

グッテレシピからオリーブオイルを使ったレシピをご紹介~

トマトの洋風炊き込みご飯
by Pentaさん
ご飯を炊くときにオリーブオイルを少量加えることで香りとご飯の粒だちが良くなります。

低フォドマリネ
by misaさん
オリーブオイルを使ったマリネ液でおうちカフェメニューに仕上げました♫

管理栄養士
かおりさん

グッテレシピではレシピのご提供や、
「コラムでこんなことをテーマにしてほしい」というリクエストをお待ちしています!

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監修者

宮﨑 拓郎
米国登録栄養士|公衆衛士学修士

Academy of Nutrition and Dietetics (米国栄養士会)所属 Registered Dietitian (登録栄養士)。ミシガン大学日本研究センター連携研究員。アメリカミシガン大学公衆衛生学修士(栄養科学)修了。大学病院等での勤務を経て米国登録栄養士取得。同大学病院消化器内科で臨床試験コーディネーターとして低FODMAP食の研究等に従事。帰国後コロンビア大学監修クリニックなどで保険適応外栄養プログラム立ち上げ、食事指導などに従事。講談社より「潰瘍性大腸炎・クローン病の今すぐ使える安心レシピ 科学的根拠にもとづく、症状に応じた食事と栄養」などを共著にて出版。ニュートリションケアなど管理栄養士向けの執筆多数。

執筆者

井本かおり
管理栄養士|日本栄養士会食
物アレルギー分野管理栄養士

管理栄養士として、病院、行政(学校給食)、こども園で主に献立作成、栄養指導、食育などに従事。家では過敏性腸症候群(IBS)の息子と一緒に低FODMAP食事療法を実践中。忙しい時にでも簡単においしく出来るレシピが得意です。

参考文献

J-オイルミルズ 代表的な植物油の種類