グッテレシピ閲覧ランキング お手軽編☆~食器選び・盛り付けのコツ~

監修者:宮﨑 拓郎(米国登録栄養士)
執筆者:福多 小夏(管理栄養士)


今回で5回目となったグッテレシピ閲覧ランキングは、お手軽編です。
お手軽料理とは簡単に作れる料理のことを指します。
少ない食材で完成する、調理工程がシンプル、または少ない、短時間でできる、家にあるストック食材で作れる、包丁不要などがお手軽に該当するレシピと考えられます。
どんなお手軽レシピがランクインしているのか、早速見ていきましょう!

※集計期間:2022年11月26日~2023年11月26日
※「お手軽」はグッテレシピ内にあるタグの項目の一つです。レシピ提供者さんの目線でタグ付けされています。


お手軽ランキングベスト10

レシピ名提供者名疾患名
1はんぺんと豆腐のお好み焼き風めいさんクローン病
2低FODMAP食の焼き肉のたれはゆこさんIBS混合型
3低脂質卵サンド吉野こまちさんクローン病
4トマトの砂糖漬けはるさんクローン病
5レモンサラダチキンmakigonsさんクローン病
6鶏胸肉の味噌ハンバーグPentaさん潰瘍性大腸炎
7胸肉で鶏ハムabqさんクローン病
8包丁不要のふわふわ卵丼はゆこさんIBS混合型
9ちくじゃがvataさんクローン病
10しっとりささみのぬか漬けスモモさんクローン病

包丁不要のレシピが目立ち、6つもランクインしています。下準備して漬けておくだけでできてしまうもの(トマトの砂糖漬け、しっとりささみのぬか漬け)や材料を混ぜて焼くだけ(鶏胸肉の味噌ハンバーグ)など、簡単にできるのがありがたいです。

鶏ハムは鶏肉に下味をつけて加熱調理するだけなので簡単にできますが、食中毒を予防するための温度管理がポイントになります。

鶏ハムの注意点についてはこちらのコラムを参考にしてください。

管理栄養士
なっちゃん

お手軽でなおかつタンパク質が摂れるレシピが目立ちますね。

お手軽料理をワンランク上の料理に見せるコツ

お手軽料理は料理初心者の方や、料理が苦手な方の強い味方です。それだけではなく、得意な方でも普段の食事の中に1品お手軽料理を取り入れるだけで、手を抜くことができます。

手を抜いていても、ワンランク上の料理に見せるちょっとしたコツをご紹介します。


  • 食材を丁寧に切る

食材の大きさをそろえることなどを意識して切ることで、盛り付けた際に見栄えが良くなります。

管理栄養士
なっちゃん

出来上がった鶏ハムを切るところは丁寧に、を心がけてみてください(^^)/


  • お皿にこだわる

いつもとは違う、おしゃれな食器に盛り付けるだけで、グッと見栄えがよくなります。

  • お皿の選びのポイント
  • 基本的に和食には和食器を、洋食には洋食器を使用します。
  • 白いお皿は温かく、やわらかい印象を与え、黒い食器は高級感や上品さを演出できます。絵柄で華やかさやにぎやかさを出すこともできます。
  • 料理に彩りがないときは、色味のある食器に盛り付けることで食卓を華やかに見せることができます。
  • 季節感を出すために、夏は麺類(そうめん、サラダうどんなど)やサラダなどをガラス製のお皿に盛り付けると涼しい印象になります。冬は厚みのある暖色系のお皿で暖かみを表現することができます。
  • 和食器に洋菓子やサラダを盛り付けてみたりすると意外と合うこともあります。いろいろ試してみてください。
  • 食器の特徴

大きく陶器と磁器に分けることができます。

  • 陶器(別名:土物)
  • 熱伝導率が低く、熱しにくく冷めにくいため、温かい飲み物や料理におすすめです。
  • 吸水性がありますが、釉薬(うわぐすり)が施してあるため水を通すことはありません。
  • 表面はザラザラしていて、厚みがあり落とすと割れやすいです。
  • 代表的なものに益子焼、瀬戸焼、小鹿田焼、萩焼などがあります。
  • 磁器(別名:石物)
  • 熱伝導率が高く、熱しやすく冷めやすい特徴があります。
  • 傷がつきにくいため、ナイフやフォークを使用する洋食に使われることが多いです。
  • 表面はツルツルしていて、硬くて薄いです。
  • 代表的なものに九谷焼、砥部焼、京焼などがあります。
  • 丁寧に盛り付ける

盛り付けのポイントは高さ、余白、彩りの3つです。

  • 高さ
    平らに盛り付けるよりも高さを意識して立体的に盛り付けることで、奥行きが出て見栄えよく、さらに上品さも加わります。まさにワンランク上の見た目になります。
  • 余白
    ガッツリ系やボリューム感を出したいときは、お皿の余白をなくして溢れそうなくらいに盛り付けます。
    一方で、お皿の余白を多めにするとレストランのような高級感を出すことができます。
  • 彩り
    基本色は赤・黄・緑です。
    もの足りなさを感じたときには、料理に合わせてミニトマトやレタス、万能ねぎ、バジルなどをプラスすることで全体が華やかになり、また引き締まります。

グッテレシピからお知らせ

グッテレシピでは引き続きご提供していただけるレシピを募集しています。いつもご家庭で作っているレシピ、イベント時のレシピなどぜひご提供ください。細かな量が分からない、作り方を書くことが難しい場合はグッテ管理栄養士でフォローする事も可能です。
下記のフォームもしくは、SNSのDMにてご連絡ください。ご提供お待ちしています。

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参考

大人の焼き物
https://otonayaki.com/blogs/contents/jiki#:~:text=%E9%99%B6%E5%99%A8%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%[…]3%82%8B%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%80%82

監修者

宮﨑 拓郎
米国登録栄養士|公衆衛士学修士

Academy of Nutrition and Dietetics (米国栄養士会)所属 Registered Dietitian (登録栄養士)。ミシガン大学日本研究センター連携研究員。アメリカミシガン大学公衆衛生学修士(栄養科学)修了。大学病院等での勤務を経て米国登録栄養士取得。同大学病院消化器内科で臨床試験コーディネーターとして低FODMAP食の研究等に従事。帰国後コロンビア大学監修クリニックなどで保険適応外栄養プログラム立ち上げ、食事指導などに従事。講談社より「潰瘍性大腸炎・クローン病の今すぐ使える安心レシピ 科学的根拠にもとづく、症状に応じた食事と栄養」などを共著にて出版。ニュートリションケアなど管理栄養士向けの執筆多数。

執筆者

福多 小夏
管理栄養士  

元病院管理栄養士。急性期病院に勤務し入院患者さんの栄養管理や主に生活習慣病患者さんへの栄養指導に従事し1人体制の栄養科で病院内を毎日駆け回る。子供の妊娠を経て夫の海外赴任のタイミングで病院を退職し子育てを経てグッテでの勤務を開始。親しみやすく、寄り添えるような管理栄養士になれるよう努めていきたいです。中学生と小学生の子どもを持ち、フレンチブルドッグをこよなく愛する2児の母です。